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コモンズとしての森とレジリエンス

2019年8月15日 by resilience-initiative-admin

清水美香(京都大学)

概要

本企画「コモンズとしての森とレジリエンス」は、2018年度京都大学研究大学強化促進事業「百家争鳴プログラム」の助成を受け、2018年度1年間を通して実施されました。この目的は(1)「身近な存在である森を通して、人と自然と社会との関係を捉え直し、自分自身やコミュニティの「レジリエンス」(変化する力、柔軟な器量)を共に再掘し、人間社会と自然との共生のあり方を創造的に検討する」こと、さらに(2)「森という自然を媒介として、レジリエンスの力によって、コモンズの回復、コミュニティの再生の道を探ること」にありました。

本企画は下記3つのステージから構成され、すべてのステージを一貫して記録し(そのエッセンスを後述の冊子に集約)、今後のレジリエンス活動の主軸をつくることも念頭に置かれました。

第1ステージ
学際的研究者による森のフィールドワークを行い、それぞれの研究者の鎧(よろい)を一旦外して、「コモンズとしての森とレジリエンス」への気づきを引き出す。
第2ステージ
それを踏まえて、一般市民に開かれた場で、学際的研究者による対話フォーラムを開催する。
第3ステージ
今度は一般の人々を対象に、森の中でレジリエンスと自然・人・社会の繋ぎに意識を向けたフィールドワーク兼ねワークショップを開催する。

それぞれのステージにおけるフィールドワークまたはワークショップは、京都大学森里海連環学教育研究ユニット、京都大学総合生存学館レジリエント社会創造研究会の共催または主催に加えて、第1および第2ステージでは公益財団法人生存科学研究所の協力も得て行われました。3つのステージに沿った各イベントおよびプログラムとその様子は下記のとおりです。

プレイベント:「コモンズとしての森」研究者フィールドワーク:2018年9月8日/京都大学芦生研究林於(約10名研究者限定参加)

  • 各研究者による自己紹介
  • 研究林内フィールドワーク/案内講師:徳地直子(京都大学)
  • 各研究者による振り返り

市民対話1:「コモンズとしての森とレジリエンス」フォーラム:2018年9月9日/Kyoto Impact Hub於(約35名参加)

  • オープニング/清水美香(京都大学)「コモンズ、レジリエンス」
  • パネル「コモンズとして森とレジリエンス」
    日置道隆(輪王寺(宮城県仙台市)、森の防潮堤協会)
    藤原成一(生存科学研究所)
    コメンテーター
    徳地直子(京都大学)
    清水美香(京都大学)

市民対話2「森とレジリエンス」学校の開講:2018年11月18日京都大学芦生研究林於(約30名参加)

  • インスピレーショントーク:清水美香「森とレジリエンス」
  • 研究林内フィールドワーク:案内講師案内徳地直子
  • ワークショップ:森から得る「気づき」ファシリテーター小島あゆみ、小東茂夫
  • 天空の茶室(人と人の境界線、人と自然の境界線を体感する)(茶道指導早川沙織・岡田ちから(ボランティア)
  • ワークショップ:「気づきからコモンズの創造のほうへ:日常生活・社会に活かす」/ファシリテータ:小島あゆみ、小東茂夫
  • 終わりに&これから(清水美香)
  • 「森とレジリエンス」学校修了証付与

成果物

この3つのステージで得られたエッセンスを、「森とレジリエンス」と題する冊子に集約しました。特に自然・人・社会に共通する「レジリエンス」を伝え、ここから、自然・人・社会の繋がりに意識を向け、身近な「コモンズ」を守り、育てていくために何ができるかを見直し、行動してもらう契機にすべく作成されました。

本冊子は(400部限定で印刷)、2019年2月京都大学・日本財団森里海シンポジウム「足元から見直す、持続可能な暮らし~森里海連環学をレジリエンスで紐解く~」(京都大学森里海連環学教育研究ユニット・日本財団主催)でも参加者全員(約220名)に配布され、同シンポジウムにおける森里海のつながり、それに関わる「レジリエンス」の理解の磯を敷く上でも役立てられました。これに加えて、周囲の市民、行政、企業の方々に配布されました。

冊子の読者からは、「初めて『レジリエンス』『コモンズ』という言葉と概念を知り、また新しい世界の無限の可能性を感じた」、「企業研究開発部門の新事業フレームワーク開発や社会貢献型の課題解決という2つの軸で活動していますが、時間・空間・意味で俯瞰することが、日常いかに出来ていないか感じました。社会課題解決を社会イノベーションとしてばかり見ていましたが、調和やレジリエンスから紐解く大切さを感じました」などの声を頂くことができました。

こうした成果を踏まえ持続可能な社会創り、SDGsの実施、森里海のつながりの修復に役立てられるように、さらに磨きをかけ、この取り組みを次に繋げていくための努力を続けていく予定です。

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